kyon BOOK’s Life blog

ものごと、できごと、考え方、ふとした気づきや知見を拡げる為の書籍を紹介します。たまにつぶやきます

最高の集い方

最高の集い方
プリヤ・パーカー 著
関 美和 訳

 

本書について
ファシリテーターである著者による、「意味のある」集いとは何か。それには何が必要で、だれが必要で何をしたいかを掘り下げながら、
その集まりの重要性を説いていきます。

 


●本書をおすすめする理由
イベント・カンファレンス・パーティ。多様に集いは存在しますが、小さくともその一回一回のセッションでも集まりの定義がありますし、
もとより、本書を見つけた際に、意味として「誰となにをやるか」に根差しているな、と感じた次第です。


本書内から、抜粋しますと、


・あえて門戸を閉ざす
「誰でも参加して良い」というのは、主催側の目的意識のゆるさにある。


「どんな人にその目的を届けるか」に焦点を当てなければ、集まりの質が低下するし、また、集まった人々へも充分な価値は与えられないということだと思います。

質の高い集まりはダイバーシティを形成し、

全然狭くないですね。


アメリカ大統領オバマ氏の祖母の言葉にて、


”みんな家族だってことは、誰も家族じゃないってことよ”


本書にて紹介されていましたが、うまく要約されていておもしろいと感じました。


・「特殊性と独自性」の要素に拘る
「目的を持つということは、なぜ集まるのかを知ることであり、そのもとに集まってくれた参加者に敬意を示すことでもある。」(本書内抜粋)


テーマが絞り込まれ、特殊であるほど、そこに注がれる情熱や想いは強くなり、他の人が開催する同じようなタイプの集まりとどう違うのかが鮮明になり独自化する。
(再現性は保持しつつ、依存はしない)
まさに、目的意識を持つことの重要性を感じさせます。


本書はその外にも実践知としてのキーワードがありますので、参考になるかと思います。(所感に差があるので抜粋のみ)
・望ましい行動を引き出し、望ましくない行動を抑えるような会場を選ぶ「古城の法則」
・「裏方に徹する」という勘違い


やはり、すべての人から満足を得ようとすると、軸がブレてしまいます。
狭く、小さくても良いから、そこで始まるコミュニティには絶対的な価値を届ける。
そんなことを考えてこれから自分の道を進んでいきたい、と考えながら読んでみました。


読んでいただきありがとうございました。

ご参考になれば嬉しいです!

#ビジネス#コミュニティビジネス#キーエンス#価値提供#スモールビジネス

 

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